スーダン西部武力衝突の激化

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2026年1月3日スーダンの西部ダルフール地方で戦闘が発生しました。先頭の影響で民間人の居住地区にもドローン攻撃が行われており、この数日で少なくとも114名が死亡しています。現在同国は内戦状態であり一般の方の立ち入りは推奨できません。

 

スーダン全土では2023年4月以降、軍とRSFの戦闘により数万人が死亡し、1,100万人以上が国内外へ避難しています。ダルフールでは2000年代の民族虐殺を想起させる事態が再燃しており、国際社会は人道危機の拡大を強く懸念しています。

 

一連の被害はスーダン軍と準軍事組織RSF(即応支援部隊)の間で続く武力衝突によるものです。RSFは正規軍を支援する位置づけの存在ですが、正規軍との対立を経て現在は首都ハルツーム周辺を含め2つの軍事組織が全面的に衝突しています。北ダルフール州の州都アル・ズルクはRSFの支配下にあり、スーダン正規軍が民間人の居住エリアや市場にもドローンによる攻撃や空爆を行ったとみられています。

 

現地情報によれば州都アル・ズルクで少なくとも51日、同州ケルノイでは少なくとも63名が死亡したとのこと。ダルフール地方は長年にわたり民族間対立や資源をめぐる衝突が続いており、一連の戦闘が容易に解決するみこみはないと言えます。武力衝突による直接的な被害はもちろんのこと食料や医療の不足が深刻化していますので、国連関係者や人道支援を目的として強い意志とバックアップが可能な組織に属していない方は現地への立ち入りを推奨できる状況ではありません。

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