タンザニア北西部でのマールブルグ病の発生

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2023年3月21日タンザニア北西部のカゲラ州において、同国内で初となるマールブルグ病の症例が確認されました。これまでに8人が発症し、5人が死亡しています。
現時点で発症した3人が治療中で、接触者が確認された161人は、現在監視中です。政府は他の地域への拡大を制御することができたと述べています。

 

マールブルグ病は、エボラ出血熱に似た致死率が高い危険な感染症の一つです。主として感染者の体液等(血液、分泌物、吐物・排泄物)に触れることにより感染します。滞在中の方は感染者が発生している地域には近づかないようにし、感染者又は感染の疑いがある人との接触は避けてください。

また、本疾病の発生原因については現時点で不明です。野生動物等からの伝播も想定され、タンザニアカゲラ州に隣接するウガンダ、ブルンジ、ルワンダ等でもマールブルグ病の発生可能性も想定されうる状況です。

本件に関しては現地日本国大使館も注意喚起を発しています。日本語で一読できる、日本政府厚生労働省検疫所のマールブルグ病解説ページもご参照下さい。

【参考リンク】厚生労働省検疫所「マールブルグ病」

 

6月2日、タンザニア保健当局とWHOは本件の終息を宣言しました

 

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