2025年10月29日予定のタンザニア総選挙に向け、現地では選挙運動が開始され政治活動が活発化しています。選挙に関連した警備強化の一環で路上での写真や動画の撮影者への職務質問や一時的拘束が相次いで報告されていますのでご注意ください。
本サイトでも8月28日に報じている通り、本年10月29日はタンザニア全土で大統領選挙・総選挙・地方選挙が一斉に行われます。関連して主要都市部を中心に政治集会や演説等が多数行われるようになりました。また、治安当局も選挙に関連した暴力やデマの拡散を抑止すべく治安対策を強化しています。特に過去2〜3週間の間に、路上での写真・動画撮影を行ったとみられる外国人が、警察による職務質問や一時的な連行を受けたとの情報が現地に拠点をもつ外交団に複数寄せられているとのこと。選挙関連の警戒が高まる中で、撮影行為が政治活動への関与や監視と誤認される可能性があるため、現地日本国大使館からも行わないよう注意喚起がなされています。
外国人の短期旅行者の場合選挙活動に関与する意味はほとんどありません。タンザニアでは過去の選挙期間中にも、集会の混乱や治安部隊との衝突が報告された事例があります。選挙キャンペーンや治安当局の集結地点には接近しないこと、また不用意に写真や動画を撮影しないことをおススメします。