2025年10月29日タンザニアにおいて大統領・国会議員・地方議員を選出する全国統一選挙の投票が行われます。現地滞在中の方は選挙活動や投票所周辺への接近を避けるようおススメします。なお、当日は祝日にすると発表されています
今回の選挙は、2021年に故ジョン・マグフリ大統領の死去に伴い就任したサミア・スルフ・ハッサン大統領が、初めて選挙によって信任を問う機会となります。選挙制度は単純多数制で、候補者は5年任期の大統領職を争います。有権者数は約3,760万人とされており、ザンジバルを含む全国で投票が行われます。
一方、現地の一部メディアでは選挙を前にして野党勢力等の取り締まり、活動締め付けが強まっているとの報道もあります。最大野党チャデマ(CHADEMA)の副代表が10月24日に逮捕されている他、同党党首も国家反逆罪で拘束中です。人権団体は、報道規制や市民社会への圧力が選挙の公正性を損なう可能性を指摘しています。


