2025年6月6日以降、反政府抗議活動が活発化し、死者も出ているトーゴで新たな反政府グループ結成が発表されました。M66と名付けられた本グループはロメ市議選が行われる7月17日前後に反政府デモを予告しており、衝突も想定されます。
トーゴでは6月6日以降ニャシャンベ政権に抗議するデモが断続的に行われており、特に6月26~28日にかけては治安部隊との大規模な衝突が発生しています。未成年者を含む7人が死亡し、60名以上が逮捕されています。一連の動きを受けて、野党2党が7月17日の市議選ボイコットを発表していることに加え、今般6月6日の抗議を開始したブロガー、アーティストらがM66と名乗る市民運動を結成した旨発表しました。
大統領の誕生日でもある6月6日から名付けられた本グループは継続的な反政府デモを行い、政治犯の釈放、ニャシンベ氏の辞任、1992年憲法への復帰を要求しています。平和的な抗議活動を呼び掛けているものの、7月17日の選挙にむけて抗議活動を活発化させていく模様であり、現地では更なる衝突にも警戒が高まっています。
なお、現地では電話回線やWifiの一部規制も行われている模様であり、滞在中の方は現地最新情報の入手経路を確保すること、いざという時に安全に滞在できる場所を確認しておくことがおススメです。