トーゴ北部爆発による民間人死傷事案

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2022年7月10日トーゴ北部サバナ州、ブルキナファソとの国境に近い地域で爆発が発生し、民間人を含む7名が死亡、2名が負傷したと発表されました。

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トーゴ北部、民間人が死傷した爆発事案の発生位置(RFIのウェブサイトよりキャプチャ)

本件爆発物は簡易な自家製爆弾と見られています。ブルキナファソを拠点とする武装勢力による犯行が疑われますが、現時点で詳細は発表されていません。トーゴでは2022年5月、トーゴ軍の拠点に対し武装勢力が襲撃を行う事案が発生しており、サバナ州には非常事態宣言が発令されていました。

 

ブルキナファソやニジェール、ナイジェリア等周辺国では武装勢力による襲撃事案、民間人に被害が発生するテロがしばしば発生していましたが、本年5月までトーゴ国内ではそうした事案は発生しておりませんでした。本年5月、7月と襲撃や爆発が相次いでおりトレンドの転換を感じさせる状況です。トーゴ北部は首都ロメのある南部と比して渡航される日本人の方は少ないと思いますが、このような「トレンド転換期」は安全対策に慎重すぎることはないといっても過言ではありません。

 

【参考コラム】「トレンド転換期」は最も慎重に

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