ウガンダにおけるエボラ出血熱終息宣言

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2025年4月26日ウガンダ政府保健省は同国におけるエボラ出血熱感染が終息したと発表しました。今回の流行は本年1月以降約3か月にわたり発生し、14名の感染、4名の死亡が確認されました。最後の感染が首都カンパラで確認されてから42日が経過したことで終息宣言がなされました。

 

ウガンダ、コンゴ民主共和国の国境付近ではたびたびエボラ出血熱の感染が確認されています。熱帯雨林に生息する野生動物と人と双方に感染するウイルス性疾患であるエボラ出血熱はその性質から完全な根絶は難しいと言えます。加えて両国国境付近では武装勢力による活動も活発であり必ずしも両国政府が各領土内を完全に掌握しているとは言い切れない状態でもあります。一旦今回のエボラ出血熱流行は終息していますが、今後も患者が発生する可能性は否定できません。

感染した場合の致死率が高いことから、流行が報告された場合には注意が必要です。

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