金融分野でのAI活用事例
さて、前のページでご紹介したのは、既にマニュアルが定められている、もしくは過去の実績に基づいて与えられた質問に答えるというパターンのAI活用でした。つまり、コンピュータやシステムの得意な分野である大量の知識データを効率よく活用する手段でした。
では、未来を予想する場合でのAIの活用状況はどうでしょうか?未来の予測ですので、過去のデータは参考になるとは思いますが、未来は必ずしも過去、現在の延長線上にあるわけではありません。不確定要素も含めて予想するケースでAIはどのように使われているのでしょうか?
過去のデータを踏まえながら最新の情報も組み込んで未来を予測する、そういった仕組みが必要なのは安全管理や金融の分野だと思っています。安全管理の分野ではまだ実用例が大々的に公開されていないのですが、金融分野では既に一般の投資家の皆さんもAIの活用に触れられるようになっています。
例えば次のような投資信託の仕組みが公開されていました。
【次ページでは・・・AI等新技術を過信しすぎてもいけない時代であることを詳しくご説明します】