ミャンマー西部武装勢力の反軍攻勢

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2025年1月上旬ミャンマー西部の反軍政勢力アラカン軍はラカイン州内でミャンマー軍に対する攻勢を強め南方に支配地域を広げています。現時点ではシュエタウンヤン周辺で軍事衝突が発生しており、今後衝突の影響範囲が南方、東方に広がる可能性も指摘されています

 

ミャンマーにおいては、現在ミャンマー軍政が全土を掌握している状況ですが、西部ラカイン州及び北東部では反軍政武装勢力が攻勢を強めています。ミャンマー軍の拠点を武装勢力が奪取する事例も複数確認されています。西部ラカイン州ではアラカン族を中心としたアラカン軍が同州内の17の郡のうち15の支配権を獲得しているとの報告もあります。

年末の時点で、アラカン軍の支配地域はラカイン州グワ地区を制圧しており、1月上旬までにシュエタウンヤン付近に進軍し現在戦闘が発生しているとのこと。今後観光地であるチャウンダーやグエサウンにも衝突が拡大してくる可能性が指摘されています。

 

【参考】ミャンマー治安最新情報

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