2019年4月9日インド中部チャティスガル州ナクーナー付近の路上で、与党BJPの現役州議会議員が乗った車両を標的とした爆弾テロが発生し、国会議員と警護要員合計5名が死亡しました。州議会議員は警護要員とともに防弾車両に乗っていましたが、道路周辺に仕掛けられていた即席爆発装置(IED)の威力により、死亡した模様です。
インドでは4月11日から順次国内各地で総選挙が行われる予定となっており、政治活動が盛んになっていました。今回死亡した州議会議員も総選挙に伴う、選挙キャンペーンのための移動中でした。
地元警察は今回のテロの背景に長らく反政府活動を続けているマオイスト毛沢東派がいたとコメントしています。事前に警察は議員に対し、同派による攻撃の危険を警告していましたが、議員が警察の忠告を押し切って移動を開始していたとの情報もあります。
当サイトのツイッターでは選挙に伴う暴力も起こり得る点配信していました。今回事件が発生したチャティスガル州のみならず、今後各地の投票日前後での暴力事案には要注意です。
【インド】
(参考情報)今週11日から来月19日まで #インド 全土で順次総選挙の投票が行われます。現政権の支持率が伸び悩む中最大野党との選挙戦は激しくなっています
一般論として日本とは違って選挙に伴う暴力も起こりうる事を念頭に行動することをおススメしますhttps://t.co/9443GVWxqn— 海外安全.jp (@kaigaianzenjp) April 5, 2019