ラオス国内タイ・カンボジア国境付近での飛翔体落下

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2025年7月26日ラオス南部チャンパサック県に砲弾とみられる飛翔体が着弾しました。本件について28日カンボジア軍広報担当の記者会見でラオス軍と協力して調査を行う旨発表しました。報道等によればこれまでラオス南部に砲弾が着弾したとのこと

 

タイとカンボジア間の国境地域では現在進行形で軍事衝突が発生しています。先週末から砲撃や空爆、銃撃が断続的に続いており、また衝突範囲も広がりつつあります。このような中で26日、タイ・カンボジアとも国境を接する非当時国ラオスの南部チャンパサック県に砲弾が複数着弾したとの情報があります。現時点で人的被害は報告されていません。

タイ軍、及びカンボジア軍双方が自国軍がラオス領内に砲撃を行った事実はないと否定すると同時に相手国による攻撃あるいは意図的に自国を避難するための演出であるとして双方を非難していました。

 

ラオス軍が直接的にタイ軍、あるいはカンボジア軍と連携している事実はなく、両国軍のいずれとも交戦した事実はありません。他方で、戦争においては当時国以外の近隣国寮内にミサイルの破片やドローン、あるいは砲弾が落下することがあります。ウクライナ・ロシアの軍事衝突ではポーランドやモルドバ等で被害が確認されています。ラオスにおいて、タイとカンボジア両国の国境地域に近い部分には近づかないことが安全対策上推奨されます。

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