2021年7月28日朝、パキスタン南部の港湾都市カラチ市内で出勤途中の中国人エンジニア2名が乗った車両が何者かに銃撃を受ける事案が発生しました。この事案により2名が負傷しています。
警察によれば、被害者らは外国人に定められた治安当局との取り決め、行動様式に従っておらず、警護要員等は付き添っていなかったとのこと。またサイレンサー付きの銃を用いている、被害車両だけを狙い、速やかに現場から逃走しているといった背景も判明しており、無差別のテロというよりも何らかの原因で今回の被害者らだけを標的にしていた可能性が示唆されています。
パキスタンでは7月14日にも北部ハイバル・パフトゥンハー州でダム建設に関わる中国人らが乗ったバスが爆発する事案が発生しています。中国人を狙った攻撃が目立つようになっている点に注意が必要です。
