台湾における犯罪総数の増加傾向

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2025年2月4日に発表された台湾警察資料によれば、2024年の犯罪総件数は前年比約1.5倍の38万件超だったとのこと。特に窃盗や詐欺の被害が急増していることが統計的に明らかです。一般に治安が安定している印象が先行しますが、犯罪被害を防ぐ意識を忘れないようご注意下さい。

 

台湾政府内政部警政署の発表によると、昨年2024年一年間に把握できた刑法犯件数は384,877件でした。これは2023年と比較して53%増加となります。特に窃盗や詐欺被害が多くなっており、前年比40%以上の増加が確認されています。このほか、殺人も10%ほど増加しました。殺人件数は年間で135件であり、世界各地の治安が悪いとされる国と比較すれば人口に対する殺人件数は少ない地域ですが、旅行者が狙われやすいスリや置き引き、かっぱらいなどが多く発生している点には十分注意が必要です。

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