ベルギー首都市内大規模抗議デモの開催

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2025年9月7日ベルギー首都ブリュッセル市内でイスラエルのガザ攻撃に抗議する大規模デモが開催されました。少なくとも7万人以上が参加しており、今後も類似の抗議活動は継続する可能性があります

本抗議活動は平和的に行われましたが、主催者発表で12万人、警察の発表でも7万人が参加したとされています。参加者は赤い服を着用し、EU諸国に対してパレスチナの特に無防備な一般市民にも犠牲が多く発生する攻撃を繰り返すイスラエルへの制裁強化とパレスチナ国家の承認を求める声を上げました。Oxfam、国境なき医師団、アムネスティなど200以上の人道団体も参加し、ベルギー政府が今月の国連総会でパレスチナ国家を承認する方針を示したことに対し、さらなる圧力をかける目的があったと捉えられています。

抗議の象徴として、3.5kmにわたる「赤い線」が市内に描かれ、抗議に賛同する店舗のショーウィンドウにも赤線が掲げられたことなどを踏まえ、パレスチナへの抗議は広く市内に広がっているとの指摘がなされています。デモ隊集結地点での暴力行為や衝突は報告されておらず、平和的に行われたものの、首都中心部の交通には障害が発生しました。ベルギー滞在中の方は今後の関連デモや交通規制に注意し、各種メディア報道等もこまめにチェックすることをおススメします。

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