2024年12月23日フランス南部トゥールーズ市内の郵便局ATMを標的とした爆発が発生し、45万ユーロ以上が盗まれる事案が発生しました。事件は早朝6時頃に発生しており、人的な被害は発生していないとのこと。犯罪組織による計画的な犯行が疑われており、捜査が続けられています。
本件は郵便局やATMが通常営業していない時間帯を狙った強盗目的の爆発とみられています。乗用車2台に乗った男らが郵便局入り口のドアを爆破し、ATMを破壊して内部の札束を強奪した様子が監視カメラで記録されています。警察は本件が犯罪組織による計画的な犯行であるとして、組織犯罪を担当する部門が捜査を担当しています。
今回は人的被害が発生しなかったものの、一般の方も利用する郵便局、銀行、あるいは路上のATMが爆破されるケースも想定されます。事前に利用する金融機関やATMが爆発することまで想定することは困難とは思いますが、利用する店舗やATMの付近に持ち主不明の物体・カバン、スクーター等が放置されていないかは確認し、危険が少ないと思われる場所を利用することを推奨します。
【参考事例】
バーレーンATM爆発未遂事案(2021年2月6日)
ドイツ国内でのATM爆破事案増加(2020年12月)