ドイツ中西部政党事務所での爆発事案

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2022年7月5日未明ドイツ中西部オーバーハウゼン市内左派政党の地域事務所で爆発が発生しました。両隣の商店に加え道路の反対側にある店舗のガラスが割れるなど被害が発生していますが、事件発生時刻が早朝3時過ぎだったこともあり、人的な被害は確認されていません。

 

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近隣の商店では前面のガラスが全損する被害が発生。爆発時刻が未明でなければ大きな被害もあり得た可能性が高い(tagesschauのウェブサイトよりキャプチャ)

 

標的になったと思われる左派政党事務所関係者は本件について極右主義者による犯行であると主張しています。警察当局も政治的背景による事案である可能性は否定しておらず、現在関連の捜査を進めています。

 

日本も含め世界各地で生活必需品の物価高騰等により政治的な分断が広がっているとの分析があります。直近選挙を迎える国・地域はもちろんのこと意見の対立するグループに対し暴力も辞さない活動は世界中で発生しうる状況にあることを理解する必要があります。万が一ご自身の周囲で爆発や銃撃が発生した場合には、身の安全を最優先として「逃げる・隠れる・反抗する」の三原則に従った行動をおススメします。

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