ドイツ デュイスブルク市内モスクへの爆破予告

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2025年1月23日夜ドイツ北西部デュイスブルク市内のトルコ系モスクに爆破予告メールが送付されました。警察はモスク周辺を封鎖し、爆発物を捜索しましたが、不審物は発見されていません。ただし標的とされたと思われる金曜礼拝は中止となっています。

爆破予告が届いたのは、デュイスブルク市内で最大のイスラム教礼拝所であるマルクスロー中央モスクです。本モスクはトルコ系ドイツ人らの信仰の拠点となっており、毎週金曜日にはイスラム教の教義に基づき、周辺から多くの信徒が礼拝に集まる場所でした。
ドイツでは直近移民排斥や反イスラム主義を掲げる政党が支持を広げており、ここ数カ月、ドイツ全土の数十のモスクが脅迫や暴力に直面し、破壊行為や放火未遂の標的になったとの情報もあります。滞在中の方は不用意に宗教施設に近づくことなく、また、極右主義等を掲げる群衆や集会にも参加しないことが安全上重要です。
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