2025年2月21日、ドイツ北部ベルリン市内中心部、ホロコーストの犠牲を忘れないための記念碑付近で外国人観光客1名が刺されました。犯人は事件から約3時間後に付近の路上で逮捕されています。被害者の命の危険はないとのこと。反ユダヤ主義的なテロを念頭に捜査が進められています。
事件が発生したのは、21日現地午後6時頃でした。第二次世界大戦中に虐殺されたユダヤ人の追悼記念碑が並ぶエリアで、突然男がスペイン人観光客を襲撃したとのこと。付近にはアメリカ大使館も位置しています。犯人はその場から逃走しましたが、約3時間後、付近の路上で手に血がついている男性が発見され逮捕されました。事件の背景は現時点で不明ですが、警察のテロ対策部門が捜査を担当しているとのこと。容疑者の動機や人となりは現時点で公表されていません。
ドイツでは2月23日に選挙が行われ、移民対策が争点の一つとなっています。明日の投票日に向け特に群衆の集結地点や大勢が行きかう公共の場所では周囲に不審な動きをする人物がいないか、持ち主不明のカバンや荷物が放置されていないか、等に注意していただき、少しでも異常を感じる場合にはその場を離れることをおススメします。