ギリシャ首都郊外での山火事

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2024年6月19日、ギリシャ首都アテネの中心部から約30キロ程度のコロピ市で山林火災が発生しています。この影響でコロピとバリ間の幹線道路が封鎖されています。火災現場はアテネ空港から約8キロしか離れておらず、影響が拡大するか注視が必要な状況です。

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空港を示す道路標識の上空で山火事への放水活動を行うギリシャの消防隊(ロイターのウェブサイトよりキャプチャ)

山火事は高い気温や乾燥から自然発生的に始まったものと見られています。現時点では住宅街等から離れた場所で低木や草が燃えている状況であり、消防士らが消火活動を継続しています。ただし、当面の間高温、乾燥は継続する見通しであり、今後影響が首都アテネ方面に広がるかどうか、注意は欠かせません。滞在中の方は現地の最新情報を確認するようおススメします。

 

なお、ギリシャ政府気候危機・市民防災省は新たな火災発生に備える目的で、以下国民に注意喚起を行っています。

・山火事が発生している地域には近づかない
・立ち入り禁止標識のある森林地区には立ち入らないこと
・火災のきっかけになり得る行動をとらないこと
・火を発見したら、速やかに112(緊急時共通番号)、または199(消防)に通報すること

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