スペイン国内で相次ぐ手紙爆弾送付事案

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2022年11月30日以降スペイン国内において外国公館、政府機関、政府と取引のある企業に手紙爆弾が届けられる事案が連続して発生しています。このうち在スペイン・ウクライナ大使館(マドリッド)で発生した事案では、手紙爆弾が爆発し、同大使館職員が1人負傷しました。
司法当局はテロの疑いで捜査を開始しています。

今後、更に送付先が拡大されることや、同様の手口をまねる模倣犯が現れる可能性もありますので、御自宅や職場などに心当たりのない郵便物が届いた場合には、その取扱に十分に御注意ください。
現地日本国大使館/日本国領事館からも不審郵便物の取り扱いについて注意喚起が発せられましたのでご確認ください。以下、日本国大使館が日本語訳したスペイン治安当局の注意事項です。

 

不審な郵便物が届いたら、落ち着いて112番にご連絡ください。不審な郵便物や小包への対策として、以下を推奨します。

・届け先がビル内等の際は、宛先に届けられる前に、ビルの入口などでX線検査機や金属探知機などを使用してできるだけ中身を確認してください。
・中身に何かしら不審点がある、爆発物などの疑いがある場合には、以下のように対応してください。
・触ったり、動かしたりしないでください。
・危険物かどうかの確認をしますので、警察(緊急通報番号112)に連絡してください。
・X線などの危機で危険物、爆発物の可能性が高いものが検知された場合には、警察が到着するまで検査機の中に対象物を置いておいてください。
X線検査機の画面に映っている映像を警察に送っていただければ、それにより事前確認をすることができる場合があります。また、必要により、警察から指示を出します。
・危険物や爆発物である可能性が低い場合には、可能な範囲で対象物を屋外の安全な場所に移動させることができます。
・異臭がする場合、ガスが発生していると認められる場合には人への影響を避けるため対象物から離れ、換気を実施してください。
・対象物付近の立ち入りを制限してください。
・郵便物等の受け取りにあたって
・配達人の身分確認を確実に行ってください
・差出人不明や配達人の身分が確認できない郵便物・宅配物は受け取らないでください。
・宛先の情報が正しいか確認してください。なにか脅迫を受ける覚えがないか確認してください。
・差出人を知っていますか?郵便物や小包は受け取ることが予めわかっていたものですか?
・X線検査を実施してください。

・危険郵便物等の特徴として、異様に大きい/小さい、固い、過剰包装、住所や宛先の情報が間違っている又は不完全、追加送料を払っている、親展、至急、秘、等。

 

【参考コラム】不審物ってどんなもの!?

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