スウェーデン首都でのコーラン破壊行為

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2023年8月14日スウェーデン首都ストックホルム市内でイスラム教の聖典であるコーランの破壊や焼却を伴うパフォーマンスが行われました。活動を許可された時間の終了後警察が参加者を解散させましたが、イスラム教諸国から同国への批難は高止まりしています

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ストックホルム市内王宮付近でコーラン焼却活動への反対デモを行うイラク人女性ら(アルジャジーラのウェブサイトよりキャプチャ)

14日にコーランを冒涜する目的で行われたパフォーマンスを行ったのはスウェーデンの2人組であり、言論の自由を根拠として同国治安当局も1時間に限り活動を許可しています。同国ではこの数週間で複数回イスラム教の聖典コーランが焼却される等繰り返し冒涜の対象となっており、イスラム教徒の多い国、イスラム教を国教とする国からの批判が高まっています。

こうした環境下、活動を主張した二人組はストックホルム市内中心部、王宮付近の広場で拡声器を用いてイスラム教を誹謗することから活動を始めています。その後、アラビア語およびスウェーデン語版のコーランの複数のページを破って広場にまき散らしたうえで一部を焼却しました。所定の活動時間が終了した後、警察らは二人組を保護して群衆を解散させましたがイスラム教徒らが周囲でまき散らされたコーランのページを回収し、このような活動を認めたスウェーデン政府への抗議の声をあげています。

 

本件も踏まえ、直近イギリス政府は同国滞在中及び訪問予定のイギリス人に対し同国で何らかのテロが発生する可能性は高まっているとして注意喚起を行っています。

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