ウクライナクリミア地方戒厳令(外国人立ち入り禁止)

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2018年11月25日、クリミア地方アゾフ海でロシアの艦隊がウクライナ海軍の艦船3艘に対し、銃撃を行った上で拿捕する事案が発生しました。ロシア側はウクライナ海軍による領海侵犯を理由としていますが、ウクライナや欧米諸国はロシアに対し非難を強めています。

 

こうした背景を踏まえ、11月28日朝9時からウクライナはクリミア地方に戒厳令を発令、一か月間事実上の「戦時体制」とすることを発表しました。ロシア側は反発していますが、29日には同地方からの外国人退去命令も発令されており、事態は改善の兆しがありません。イギリス政府も公式のトラベルアドバイス上でクリミア地方からの退去を推奨しています。

万が一現地に滞在中の方及びクリミア地方への旅行を計画されている方は治安当局の指示に従い、できるだけ速やかに同地方を離れることをおススメします。

 

 

なお、今般の事案に至る前、拿捕事件が発生したアドフ海周辺でウクライナ、ロシア両国がどのような状況にあったかロシアNIS貿易会・ロシアNIS経済研究所副所長の服部さんがブログで解説されています。

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