2019年7月21日、ウクライナ国内で最高会議選挙が行われます。大規模な治安の悪化等は想定されませんが、一般論として選挙前後は各政党や支持者による集会、デモ行進などが増えるため、不用意に巻き込まれないようご注意下さい。
今回の選挙は今年5月、コメディアン出身のゼレンスキー大統領が議会を解散したため、予定よりも数か月前倒しして実施されます。今回の選挙は政治基盤が必ずしも盤石ではない大統領が、議会での主導権を握ることも目的として行われる国政選挙と言え、実際に大統領が所属する「公僕党」が選挙戦を優位に進めています。他方で、大統領選挙で敗退した、既存政党も議席獲得、大統領に対する巻き返しを図る機会となっており投票日まで選挙戦が活発に続く見通しです。
