2022年6月8日イラク北部クルド人自治区の中心都市エルビルでドローンを用いたと思われる攻撃が発生しました。
爆発物を搭載していたとみられる小型の無人機がアラブ首長国連邦(UAE)領事館付近で墜落・爆発し少なくとも3名が負傷しています。犯行声明は発表されておらず、現時点で本攻撃の背景・詳細は不明です。イラン系勢力による攻撃との指摘もありますが国連イラク支援ミッションは特定のグループへの非難は避け、この種の攻撃に対する非難にとどめています。
Bomb-laden drone hit Erbil-Pirmam road, causing civilian injuries and damage. Another reckless act. As stated before, Iraq does not need self-proclaimed armed arbiters. Asserting State authority is essential. If the perpetrators are known, call them out and hold them to account.
— UNAMI (@UNIraq) June 8, 2022
エルビルを含むクルド人自治区はイラク国内でも比較的治安が安定しているとされてきましたが、直近ロケット砲を用いた攻撃が発生するなど、傾向に変化が出始めています。