2022年9月1日アルゼンチン首都ブエノスアイレスで現職副大統領(元大統領)が目の前に銃を突き付けられる事案が発生しました。突き付けられた銃には実弾5発が入っており、犯人は引き金を2度ひきましたが銃が弾詰まりを起こし副大統領および集まっていた支持者らに実害はありませんでした。
銃を突き付けられたのはクリスティーナ・フェルナンデス副大統領であり、事件当時は自宅前に大勢の支持者が集まっているタイミングでした。犯人はその場で取り押さえられています。警察当局による取り調べが行われていますが、犯人はブラジル人であり、2021年にも武器の違法所持で逮捕されていたとの情報があります。
なお、本事案を受け、アルゼンチンの与党支持者らが事件翌日9月2日に大規模な抗議集会を呼びかけました。政府は同日を急遽休日に設定したほか、大統領府周辺を中心に警備体制を強化するといった対応を余儀なくされています。