ベリーズ首都及び周辺治安悪化に伴う非常事態宣言

この記事のURLをコピーする

2025年5月6日、ベリーズ政府は首都ベリーズシティの一部及び郊外の村落及び西部カヨ郡の一部に治安悪化に伴う非常事態宣言を発しました。犯罪組織の活動が活発化していることが背景であり、令状なしでの逮捕が可能になる等、治安当局権限が強化されています。

 

直近、ベリーズ国内でギャング団に近い犯罪組織による強盗や銃撃事案が相次いでいます。治安が急速に悪化している現状を踏まえ、ベリーズ政府は特に首都近辺を中心に非常事態宣言を発し治安の回復を図っています。同宣言中は正式な捜査令状なしに犯罪者の強制捜査・摘発及び逮捕ができるよう治安当局の権限が強化されています。警察による強制捜査の際には犯罪組織からの反撃が行われることも想定されます。

現地日本国大使館は宣言の発令期間中不要不急の外出を控え、特に夜間は安全な屋内で過ごすよう注意喚起がなされています。

 

【非常事態宣言の対象地域】
・ベリーズ市 南部地域を中心に、一部北部地域(ハンディサイド通り周辺)
・ベリーズ郡 レディビル村(一部ローズバンク村を含む)
・ベリーズ郡 ウェスタンパラダイス村(ジョージ・プライス・ハイウェイの8マイル地点)
・カヨ郡 ローリングクリーク村(ベルモパン市近郊の村)
・カヨ郡 カマロテ村(ベルモパン市近郊の村)

海外安全メールマガジン登録