ボリビア東部山火事による大気汚染の深刻化

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2023年11月14日ボリビア東部サンタクルス県政府は広範囲での森林火災により大気汚染が深刻化しているとして健康上の注意喚起を発しました。在ボリビア日本国大使館からも現地滞在中の日本人に対し、外出を控える、外出時にはマスクを着用するといった注意喚起がなされています。

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サンタクルス市環境当局(SMMA)による大気汚染状況発表。11月14日の時点で「非常に悪い」まで悪化した

ボリビア国内では10月中旬から山火事が多発しており、たびたび大気汚染による健康被害が指摘されていました。今11月13日現在、サンタクルス県内では7つの自治体にまたがった13か所の山火事が確認されており、延焼面積は30ヘクタールを超えました。

山火事による煤やほこりが市街地にも流れ込んでおり、煙害が深刻化していますが山火事を短期間に消火しきることは難しく、当面の間大気質が悪い状態は続く見通しです。このため、サンタクルス市は山火事の消火のために国家消防による支援を要請するとともに子供や高齢者、呼吸器疾患を有する市民に対し、外出を控えること、保護メガネやマスクを着用することなどを推奨しています。

また、山火事はサンタクルス県だけでなく、首都のあるラパス県やベニ県でも発生しており国内全域で煙害への注意が必要と言えます。

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