ボリビア東部サンタクルス県知事逮捕に伴う混乱

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2022年12月28日ボリビア東部サンタクルス県の県知事で野党指導者のカマチョ氏が検察によって逮捕されました。同県内では暴力行為を伴う抗議活動が発生しており、政治情勢は極めて不安定になっています。また、少なくとも二つの空港に群衆がなだれ込み、航空便の運用が停止されています。

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サンタクルス市内で公共道路を占拠し、タイヤを燃やす抗議者ら(infobae.comのウェブサイトよりキャプチャ)

カマチョ氏は2019年の「クーデター」に関与したとしてボリビア政府検察が取り調べを行うため身柄を拘束したと報じられています。他方で、カマチョ氏が率いるサンタクルス県政府はボリビア政府を批判しており、対立が先鋭化しています。

カマチョ氏の支持者らはサンタクルス州都サンタクルスにあるビルビル空港及びエルトロンピロ空港になだれ込み設備を占拠しています。このため、両空港への航空便運用は現在停止されています。

 

滞在中の方は現地最新情報に十分注意し、外出を控える等安全確保をおススメします。なお、本件はあくまでボリビア国内の政治的問題が原因であり、現時点で無差別に外国人が襲撃される等の事態にはつながっていません。

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