2025年8月2日チリ中部バルパライソ市内中心部のビクトリア広場を散策していた日本人旅行者が、携帯電話をスリにうばわれました。さらに同行者が現場にて通報のため携帯電話を使用していたところ、刃物を持った複数名に取り囲まれ携帯等所持品を奪われています
ビクトリア広場は、バルパライソ市内でも特に犯罪の多発する地域として知られており、現地報道や観光安全ガイドでも繰り返し注意喚起がなされています。こうした危険地域への立ち入りは極力避け、屋外での携帯電話の使用や貴重品を目立たせる行為は控えることをおススメします。特に歩きスマホはご自身の注意力を遮断する上に、各種犯罪を試みる人物に標的となる金品をより盗りやすい状態に置くことになるため、慣れない地域では控えたほうが無難です。
とくに夕方以降は、複数人での行動や配車アプリの活用など、安全確保を最優先に行動することが推奨されますが、日中の人通りの多い時間帯でも周囲への注意を怠らないことが重要です
在チリ日本国大使館は改めて以下強盗・スリ被害への対策方法として日本人向けに注意喚起を発しています
【強盗・スリ被害への対策】
・危険な地域へ出かける際は、可能な限り3人以上で行動してください。
・携帯電話を狙った窃盗被害が多発しています。屋外での使用は可能な限り避け、使用する場合は周囲の安全を確認し、できれば建物内で行ってください。
・犯人は予期しない方向から突然現れることがあります。常に周囲の状況に目を配り、警戒を怠らないようご注意ください。
・周囲に対して定期的に視線を向けるなど、警戒心を示す行動も効果的です。
・携帯電話等を首から提げるなどの携行方法は、ひったくりの際に転倒して怪我をする恐れがありますので、携行方法には十分注意してください。
・万が一、被害に遭った場合は、まずご自身の安全を最優先に確保し、相手を刺激するような深追いや無理な抵抗は避けてください。
なお、本注意事項はチリ国内に限らず、犯罪が多い国・地域では一般的に有効です。