ベネズエラ/コロンビア国境での連続爆破事案

この記事のURLをコピーする

2025年2月19日現地深夜、ベネズエラとコロンビアの国境付近で少なくとも4回の爆発が発生し、6名が負傷しました。両国を結ぶ高速道路上の料金所が全壊する被害が発生しています。事件発生後治安当局は夜間外出禁止令を発しました。

 

現在コロンビア北東部、ベネズエラ国境では武装勢力同士の衝突が激化しています。本件爆発が発生したのはコロンビア領内ククタ、ビラ・デル・ロザリオ付近です。高速道路の料金所近くで少なくとも4件の爆発が発生し、施設が全壊しました。少なくとも6名が負傷し病院に運ばれています。ククタ市長は本件を受け、20日から夜間外出禁止令を発し、学校を休校にするよう命じました。

事件が発生したコロンビア領内ノルテ・デ・サンタンデール県は、国民解放軍(ELN)の拠点であり、直近周辺地域の敵対する戦闘員や同調者とされる民間人を標的にした攻撃を活発化させています。また、武装勢力の一部は高速道路等を用いてベネズエラ国境にも入り込んでいるとの情報もあり、国境を挟んでベネズエラ、コロンビア領内双方で安全管理上立ち入りが望ましくないエリアが発生しています。

滞在中の方は現地最新情報にご注意の上、不用意にリスクの高いエリアに立ち入らないよう強く推奨します。

海外安全メールマガジン登録