キューバ国内の邦人犯罪被害続発

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2025年9月10日キューバ首都ハバナ市内の公園で邦人男性観光客が歩きスマホで移動していた際、背後から数名の者に襟首を掴まれスマホを強奪されました。被害者は転倒し膝を負傷しました。携帯電話はネックストラップで首に固定されており、一歩間違えば窒息の危険もある状況でした。

 

本事案は海外旅行中の「歩きスマホ」リスクを強く示唆する強盗被害と言えます。歩きスマホは皆さんご自身が自ら周囲への注意力を遮断するだけでなく、スマホという「強盗の格好のターゲット」を露出させる行為でもあります。日本国内の皆さんが普段慣れている場所でも歩きスマホは望ましくありませんが、海外の土地勘がない場所ではなおさら歩きスマホは避けるべき行為と言えます。

また、9月15日同じキューバでは首都郊外の海岸地域にて、邦人男性が遊泳中に車両の窓ガラスを大型の石で破壊され、車内の荷物を盗まれる車上荒らし被害も発生しています。

 

二件とも人目の少ない場所で日本人が犯罪被害に遭った事案です。日本国内では普段意識することでもないですが、現地では日本人(外国人)というだけで富裕層と見なされ、犯罪の標的となる傾向が強まっています。キューバはもちろんのこと世界各地の広い範囲で外出の際、公共の場所で過ごしている際にはご自身の体と貴重品は自分で守る、という意識を持ち、周囲への警戒を怠らないようにしてください。

 

【参考コラム】日本人がやりがちな「盗ってください」行動

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