2020年3月9日メキシコ全土で女性が職場に出勤せず「女性のいない日」というストライキ活動を実施しました。これはメキシコで女性を標的にした暴力、殺人が頻発していることを受け、全国的に女性からの抗議を示す意図で実施されたものです。普段地下鉄の切符販売等を担当している女性が一斉にストライキを行ったことで、一部地下鉄駅の切符販売所が閉鎖された他、混乱が広がりました。
このストライキは国連が定めた「世界女性の日」(3月8日)のイベントに続いて計画されたものです。メキシコ政府統計によれば、昨年一年間で3800人以上、毎日10人以上の女性が殺害されていることになります。様々な理由で女性が暴力行為の標的とされやすい国が多くあり、メキシコがその一つであることを認識させられるストライキです。