ペルー刑務所での暴動

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2020年4月27日、ペルー首都リマの刑務所内で、受刑者らによる暴動が発生し、9名が負傷、看守や警察官を含む約70名が負傷する事案が発生しました。新型コロナウイルスへの感染の危険性があるとして、受刑者らが抗議を始めたことがきっかけで、暴動が拡大したとのこと。

首都リマの刑務所から煙が上がる様子(BBCのウェブサイトよりキャプチャ)

 

ペルー全体での新型コロナウイルス感染症患者は3万人を超えており、特に過密状態となっている刑務所での衛生状態悪化が懸念されているさなかの出来事でした。報道によれば、受刑者の新型ウイルス感染者数は600名を超え、内13人が死亡しているとされています。

 

施設の性質上いわゆる「3密」状態が避けづらい刑務所での新型ウイルス感染拡大は全世界的に懸念材料となっています。ペルーに限らず、アメリカロシアコロンビアでも刑務所内で暴動が発生している他、メキシコの移民収容所でも暴動が発生しています。

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