ペルー首都市内路上でのインドネシア人銃撃死亡事案

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2025年9月2日ペルーの首都リマ市内でインドネシア人外交官が何者かに銃撃され死亡する事件が発生しました。事件は同日午後、サンイシドロ地区の路上で発生し、被害者は複数の銃弾を受けて死亡しました

 

ペルー政府は、今回の事件について「計画的な殺人(コントラクト・キリング)の可能性が高い」との見解を示しており、犯行は単独ではなく組織的な背景があるとみられています。現場周辺では監視カメラ映像の解析が進められており、容疑者の特定と動機の解明に向けて捜査が継続されています。

本件は無差別に外国人が銃撃された事案ではないとのことですが、公道上で外国人が銃撃された事案であり、流れ弾等による被害が発生していてもおかしくはない事案だったと言えます。現地では外国人を狙った犯罪(主として強盗やスリ)がしばしば発生していますが、今回のように昼間の市街地で発生した殺人事件は異例とされ、治安当局は警戒を強めています。

ペルー滞在中の方は、都市部においても突発的な凶悪事件が発生する可能性があることを念頭に置き、外出時には周囲の状況に十分注意を払ってください。特に人通りの少ない場所や交通量の多い交差点付近では、不審な人物や車両に警戒するようおススメします。万が一ご自身の近くで銃撃や爆発が発生した場合にはその場に伏せる、安全を確認の上できるだけその場から離れるといった安全確保策を講じることを推奨します。

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