ベネズエラ大統領選後の衝突

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2024年7月29日ベネズエラ首都カラカスで前日行われた大統領選挙結果に抗議する人々が警察と衝突しました。警察はゴム弾等も使用しており、複数の死者が発生している模様です。抗議デモの拡大や治安の悪化に最大限の注意が必要です

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直接衝突する警官隊と抗議者ら(AP通信のウェブサイトよりキャプチャ)

 

本件は28日に投開票が行われたベネズエラ大統領選挙で現職マドゥロ大統領が勝利宣言をしたことが発端で開始されました、29日(日)以降、首都カラカスを中心に全国の都市部で野党の支持者を核とする反マドゥロ、反与党でもが多数発生しています。警察は催涙ガスやゴム弾を使用し、デモに参加する人々を強制的に排除しています。警察とデモ隊との衝突により死者が発生しているとの情報がありますが正確な死傷者数は現時点で判明していません。

本事態を受け、31日からベネズエラとハイチおよびドミニカ共和国間の民間航空便は運航を停止する見通しです。

なお、欧米諸国や中南米諸国からも選挙結果には不正の指摘がなされています。アルゼンチンやチリ、コスタリカ、パナマ、ペルー、ドミニカ共和国、ウルグアイからはベネズエラが外交官を引き上げており、各国の姿勢を批判している状況です。

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