イラン首都日本人の携帯窃盗被害

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12月15日イラン首都テヘラン市内でタクシー乗車中の日本人が窓から手を伸ばしてきた犯人にスマホを盗まれました。犯人はバイクに乗ったまま逃走しています。車中であっても外から見える位置で操作しないようおススメします

 

現地日本国大使館が公開した被害状況によれば、 事件は午後6時頃、テヘラン市内で発生しました。日本人女性がスマホアプリを利用した個人タクシーに乗車し換気のため窓を開けていたところ、後方から接近したバイクの男が窓から腕を差し入れ、携帯電話を奪って逃走しました。現地警察は捜査を進めていますが、犯人はまだ特定されていません。
テヘラン市内では近年、スリやひったくりなどの窃盗事件が多発しており、5月にも今回と同様にテヘラン市内でスマホアプリを利用した個人タクシーに乗車した日本人女性が信号待ちで停車した際、バイクに乗った男性が車の後部座席のドアを開けてスマートフォンを奪って逃走する事件が起きています。日本人に限らず地元住民も被害を受けており、バイクによるひったくりに加え、タクシーやバス等での強盗、路上での通行人への脅迫、偽警察官による窃盗事件も確認されています。
日本と違い、海外の一部地域ではスマホ等転売可能な電子機器は窃盗の標的となる品物です。歩きスマホはもちろん、公共の場での無防備な携帯使用は窃盗犯を引き寄せる行為です。他人と一定の距離が保てる車内にいたとしてもドアがロックされていない、窓が少しでも空いている、といった状況では窃盗を試みる犯人がいることが上記の事例からわかります。海外で車両に乗車する際にはドアを必ずロックし、窓を開けないことが重要です。また、スマートフォン等の貴重品は窓から離れた位置に置き使用しない、やむを得ず使用する場合でも外から見えにくい位置で操作することをおススメします。
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