レバノン民衆デモと警官隊の衝突激化

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2020年1月18日、19日と二日間連続でレバノンの首都ベイルートでの民衆デモと治安当局が激しく衝突しました。警察署への投石や火炎瓶を用いたデモに対し、警察当局はゴム弾や催涙弾を用いて鎮圧を行いました。二日間で合計500名以上が負傷し、40名以上が逮捕されていると伝えられています。

花火や炎の煙が交錯するベイルート市内の様子(ガーディアンのウェブサイトよりキャプチャ)

 

レバノンでは腐敗や汚職に対する民衆の不満が高まっている他、政治的にも昨年10月末から事実上政権が不在となっており、政治的な混乱の収束にめどが立っていません。

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