トルコ北西部P&G工場での人質事案

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2024年2月1日トルコ北西部ゲブゼにあるP&Gの工場で男が従業員らを人質にとって9時間立てこもる事案が発生しました。人質は無事解放済み、犯人も逮捕されています。パレスチナ問題に抗議する目的があった模様ですが、本件は組織的犯行ではないとされています。

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壁にガザへの連帯を示す主張を記載した立てこもり犯(turkishminuteのウェブサイトよりキャプチャ)

本事案はイスタンブールから約40キロのコジャエリ県ゲブゼにあるP&Gの工場で発生しました。銃を持った男が敷地内に侵入し、ガザにおけるイスラエル軍による攻撃への抗議を述べた上で工場の壁に主張を記載しました。また犯人は爆発物を所持していると話、工場の従業員ら7名を人質をとって約9時間立てこもりました。

 

犯人は最終的に治安当局によって身柄を拘束されており、死傷者はいませんでした。現地治安当局によれば本件犯人とテロ組織やパレスチナ系武装勢力とのつながりは確認されておらず、あくまで個人による犯行とされています。犯人は「誰かを死傷させるつもりはなく、あくまで現在ガザ/パレスチナで発生している悲惨な事態に人々の目を向けさせたかった」と供述しているとのこと。

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