2024年2月6日トルコ最大都市イスタンブール市内の裁判所前で銃撃戦が発生し、3名が死亡、6名が負傷しました。死亡者の内2名は極左過激派組織のメンバーであり、同組織は過去にも司法機関を狙った攻撃に関与していました。銃撃に関わったとされる1名が拘束されており捜査が進められています
銃撃事件は白昼市内の裁判所前で発生し、警官らが応戦したことで銃撃戦となりました。最初に銃撃を行ったのはトルコで過去にも暴力行為に関与している「革命人民解放戦線(Revolutionary People’s Liberation Party-Front)」に所属する男女3人組とされています。犯行グループのうち2名はその場で射殺されていますが、1名は負傷した状態で治安当局が逮捕し、現在取り調べが行われているとのことです。本件の背景や標的については現時点で不明ですが、同じグループが2015年、同じ裁判所を襲撃し、判事を人質にとって立てこもった経緯があります。
負傷者の内3名は応戦した警官ですが、3名はたまたま付近にいた一般人と報じられています。トルコのイスタンブールは日本人含め観光で訪れる外国人も多い都市です。突発的な銃撃が発生した場合、どうしても日本人は経験や想像力の乏しさから初動が遅れる傾向にありますが、本サイトをご覧の方は今一度緊急事態の三原則を復習の上、ご自身の身を自分で守っていただけるように工夫してください。
【参考コラム】緊急事態発生!あなたの身を守る三原則