アメリカ東部トランプ氏演説中の銃撃事案

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2024年7月13日アメリカ東部ペンシルバニア州バトラーでの大統領選挙キャンペーン中、銃撃が発生しトランプ氏が負傷しました。トランプ氏は銃撃後も自力で歩行していますが、流れ弾とみられる銃弾により、集会参加者1名が死亡しています。警護要員が犯人を射殺済みです

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銃撃直後、トランプ氏の警護を担当するシークレットサービスらがトランプ氏に覆いかぶさり(画面左)、銃を持った治安要員が周辺を警戒する様子(CNNのウェブサイトよりキャプチャ)

今回の銃撃は共和党候補であるトランプ氏の殺害を狙って何者かがトランプ氏の演説会場周辺から狙撃した事案でした。100m以上離れた演説会場外からライフルのようなもので銃撃が行われており、銃弾はトランプ氏の右耳付近に命中しています。頭部への致命傷の可能性もありましたが、シークレットサービス等が速やかにトランプ氏を避難させたうえ、犯人を射殺したと報じられています。

対立候補であるバイデン現大統領は事件を受けてのビデオ会見で「政治思想や支持政党に関わらずアメリカ国民全員がこの種の凶行を非難しなければならない。アメリカにはこのような暴力を受け入れる場所はどこにもない。」「トランプ氏は無事だと思うが、今連絡を試みている。」とコメントを残しています。

 

日本でも大きく報道されているように、アメリカでは11月に大統領選挙を控えており、バイデン現大統領とトランプ前大統領の事実上の一騎打ちです。両者ともに賛否が分かれる「分断」を伴う選挙戦が続いており、選挙キャンペーンや共和党・民主党の集会、あるいは大統領選挙の投票所等で銃撃や爆発等が発生する可能性を否定しきれない状況です。アメリカに滞在中の方で特に選挙権のない日本人の方、旅行者の方は選挙関連の集会等に参加する必要性は極めて小さいと考えます。ご自身の安全を考えれば、不用意に群衆に接近することは全くおススメしません。

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