アメリカ中西部マディソン市内私立学校での銃撃事案

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2024年12月16日、アメリカ中西部ウィスコンシン州の州都マディソン市内にある私立学校の内部で銃乱射事案が発生し、生徒と教師2名が死亡、6名が負傷しました。また、犯人とみられる同校の女子生徒も校内で自殺しています。事件の背景は現在捜査中です。

 

本件は同じ学校に通う女子学生が学校内に銃を持ち込み乱射した事案であることが明確になっています。犯行の動機や銃器の入手方法は不明であり、自殺した犯人の家族からの聞き取りなども踏まえて捜査が行われています。発砲は複数の学年が共同で活用する自習室で行われていたこと、また警察が到着した時には既に自身を銃で撃って倒れていたことを踏まえれば同じ学校の生徒と教師の命を奪った上で、自殺することを前提にしていたことがうかがえます。

 

アメリカでは全土で銃乱射事案が多く発生していますが、教育機関・学校での銃撃事件も多数発生しており、中には学校の生徒や卒業生が銃を持ち込み、学校内で生徒や教師を殺害する事案も少なくありません。米海軍系シンクタンクが統計を取り発表している学校での銃撃事件統計では直近6年急激に学校を舞台とした銃撃が増えていることが一目瞭然です。

k12 school shooting
アメリカ軍関連のシンクタンクが発表している学校での銃撃事件数、被害者数、死者数の推移(K12 School Dhooting Data Base)
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