2025年5月21日アメリカ首都ワシントンDC市内中心部でイスラエル大使館員2名が銃撃を受け死亡しました。拘束されたのはシカゴ在住の米国人であり、犯行前に「パレスチナに自由を」と叫んだとのこと。ユダヤ人への憎悪犯罪として捜査が進んでいます
本件は米国で多く発生している銃撃事案の一つですが、個人的な怨恨ではなくイスラエルによるパレスチナにおける軍事作戦への抗議が暴力となって表出した事案と言えます。日本人が狙われた事案ではありませんが、公共の場での銃撃事案であり、流れ弾等による被害も想定された事案でした。
事件はワシントンDC市内の「ユダヤ博物館」で行われていたイベント会場のすぐ外で発生しました。犯人は会場から出てきた大使館員2名に銃撃を加えたのち、博物館に侵入しようとしていたところを取り押さえられており、言動から強い反イスラエル、反ユダヤ主義に基づく犯行であることがうかがえます。アメリカに限らず、現下の世界情勢の中でイスラエルやユダヤ教関連施設への不用意な接近は避けていただくことをおススメします。