2025年7月28日、アメリカ北東部ニューヨーク市マンハッタンの高層オフィスビルで、ライフルを所持した容疑者による銃撃事案が発生し4名が死亡しました。犯人はビル内の33階にて複数名に無差別に銃撃を加え、逃走の意思を示すことなくその場で自殺しました。警察官1名、民間人3名の計4名が犠牲となり、犯人を含めて5名が死亡。現場には多数の警察車両が集まり、通行規制が敷かれました
本事案は軍用仕様のM4ライフルを所持した容疑者が、ビル内で勤務中または来訪中の人物らに対して無差別に発砲を行い、死傷者が出た無差別銃撃事案とみられています。警官1名と民間人3名に加え自殺した犯人の合計5人が死亡しています。犠牲者の中には現役の警察官も含まれており、捜査当局によると犯人は過去に精神疾患の既往があり、動機は現在のところ不明とされています。銃撃はビルのロビーおよび複数フロアで発生したとのことで、特定の標的があったわけではないとされています。
アメリカではこの数年間、都市部における突発的な銃撃事件が繰り返し発生しており、治安当局は市民に対して現場周辺への不要不急の立ち入りを控えるよう呼びかけています。ニューヨーク市警(NYPD)およびFBIが合同で捜査を継続しており、市長および州知事も現地対応に当たっています。
日本在住の日本人の皆様にとっては銃撃事案に遭遇することは極めてまれだと思います。アメリカでは国土が広いとはいえ、一度に4人以上が死傷する銃撃事案(Mass Shooting)が毎日1件以上発生しています。実体験としての銃撃事案経験はなくともとっさに身の安全を守れるよう、緊急事態の三原則を学んでおくことをおススメします