フィジー治安最新情報(2024年11月)/海外安全.jp


0.フィジーにおける日本人向けの緊急連絡先

◎在フィジー日本国大使館:+679-330-4633
(注:日本の携帯電話からかける場合機種にもよりますが、「0」の長押し、もしくは「*」を二回押すと「+」が入力できます)

◎警察: 917、919

◎消防: 911、910

◎救急: 911、910

ディスクレイマー

・本ページは日本・アメリカ・イギリス・オーストラリアの各政府が発表しているトラベルアドバイス類を比較し、情報提供を行うことを目的としています。

・当サイトに記載の情報は、各国政府の発表内容及び当サイトが信頼に足ると判断した各種メディア情報を踏まえて掲載しています。

・本ページに記載された内容は各国における皆様の安全を担保するものではありません。

・当サイトでは、本ページ記載の情報を基に行った皆様の判断によって引き起こされる損害等の責任は負いかねます。

・海外への渡航に際しては、日本政府外務省や所属されている組織/団体、旅行会社等の具体的な助言に従い、ご自身で安全確保に努めていただくようお願いします。

本稿執筆監修者 / 海外安全.jp代表 尾崎由博

1981年生。2006年より国際協力機構(JICA)にて勤務。インド、パキスタン、アフガニスタン等南アジアにおける安全対策、開発支援案件の形成、実施を担当。パキスタン駐在中国政選挙や首都における大規模反政府デモ等に対応し、現場での安全管理業務ノウハウを体得。2016年7月に発生したバングラデシュ、ダッカレストラン襲撃事件後に発足した安全管理部の第一期メンバーとしてJICA安全対策制度、仕組みの多くを構築した他、組織内の緊急事態シミュレーション訓練を担当。国連機関及び世界銀行の危険地赴任者向け訓練等を受講しており、JICAのみならず国際機関の安全対策研修内容も熟知。2018年より独立、2020年株式会社海外安全管理本部を設立し代表取締役就任。クライアント行政機関、大手セキュリティー企業、開発コンサルティング企業、電力関連企業、留学関連企業、各種大学法人、一般社団法人や独立行政法人など講演実績:大阪弁護士会「パキスタン投資・リスクマネジメントセミナー」海外コンサルタンツ協会「海外活動安全強化月間セミナー」日経メッセ「セキュリティショー」「多元化する危機管理」他多数。日本経済新聞2020年11月24日付13面に寄稿記事が掲載。

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1.総論

フィジーに対するトラベルアドバイスは各国とも、ほぼ同じで、安全な国と評価されています。一般犯罪、性犯罪、感染症、自然災害に注意する記載が目立ち、脅威の筆頭としてテロは上がってきていません。  

日本のみ首都スバを含む一部都市部のリスクレベルを他よりもあげていますが、他国と比してそれほど治安認識に差があるとは思えません。

【海外安全.jpのコメント】

過去にテロに分類される事案が発生していないこともあり、各国のトラベルアドバイスでは安全な国の一つと評価されています。ただし、テロが発生していないことと一般犯罪等が発生しないことは別の話です。日本政府の危険情報にも詳しく書かれている通り、スリや強盗、詐欺等によって日本人の方も被害に遭っていますので、日本の生活習慣のまま、渡航してよいとは考えないほうが無難です。  

なお、2022年11月、2023年5月とたびたび周辺海域でM7を超える規模の地震が発生しています。旅行中であっても、大きな揺れを感じた場合や津波警報が発令された場合には速やかに避難する心がけを忘れないようおススメします。

2.日本政府の危険情報

首都圏(スバ市、ラミ町、ナシヌ町及びナウソリ町)並びに西部地区のラウトカ市、ナンディ町及びバ町に「レベル1:十分注意してください」が設定されています。これら地域では他地域に比べて窃盗、強盗、詐欺、暴行及び家宅侵入が多く発生しているとのこと。なお、2018年12月にその他地域は危険レベルが解除され、レベル1よりも安全だと評価されました。

テロへの警戒に対し、特別な注意喚起もありません。 日本人が何らかの犯罪被害に遭っているのは「防犯対策を怠った油断による窃盗、置き引き及び詐欺等」と記されています。貴重品を人目につくところに置かない、放置しない、といった記載が特に強調されています。    

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3.アメリカ政府のトラベルアドバイザリー

全土特段の注意喚起はありません。 全土が「一般的な注意を払ってください:Exercise normal precaution」の対象です。

4.イギリス政府のトラベルアドバイス

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で一時全土に対し「必要不可欠な渡航以外は避けてください:Advise against all but essential travel」が設定されていましたが、現在は解除されています。

パンデミック拡大前、イギリス政府は危険レベルを地図上の色分けや文言の形式で示しておらず、特段の注意喚起はありませんでした。

5.オーストラリア政府のトラベルアドバイス

新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、2020年~2021年10月末までオーストラリア政府は全ての国に対する渡航をやめるよう呼びかけており、すべての外国が「Do not travel : 渡航を止めてください」に指定されていました。2021年11月1日、2022年5月27日と順次更にリスクレベルが引き下げられ、現在は新型コロナウイルス感染症拡大前の治安情報に戻っています。
 
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オーストラリア政府はオーストラリア政府は4段階の色分け+白(評価なし)の5段階のレベルわけを行っています。

フィジーは全土が下から二番目の「一般的な注意を払ってください:Exercise normal safety precautions」となっており、特段の注意喚起はありません。ただし、常識に従って、不審な動きをする人物や不審物があれば警戒するように呼び掛けています。

6.最近の治安ニュース

日本人女性への性的暴行事案(2024年5月)

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