パプアニューギニア西ニューブリテン州夜間外出禁止令

この記事のURLをコピーする

2023年4月26日パプアニューギニア東部ニューブリテン島の西ニューブリテン州で夜間外出禁止令が発令されました。州都キンベ周辺で治安が悪化しているとの指摘があり、治安維持のために市民行動が制限されています。

 

23日に州都キンベ郊外のラキエマタ刑務所で24名が脱走したことを受け、治安当局は脱獄囚の一部を射殺しています。7名が行方不明となっていますが、こうした強硬的な治安当局の対応に対し、過剰な暴力だと抗議する群衆の一部が暴動をおこし、周辺の裁判所や警察署への放火・破壊行為に及びました。

26日現地夜の時点で州都キンベ周辺で治安が急激に悪化しており、経済活動や公共サービス機能がマヒしているとの情報もあります。西ニューブリテン州政府は治安維持を目的に26日から夜8時から翌朝5時までの夜間外出禁止令を発令し、市民行動を制限して対応しています。

 

png-embassy-alart
在パプアニューギニア日本国大使館の発したアラート

現地日本大使館は滞在中の日本人に対し、状況が落ち着くまでの間自宅やホテルにとどまり安全を確保するよう呼び掛けています。

海外安全メールマガジン登録