2022年8月26日パキスタン政府は同国内各地の洪水被害が甚大であり、今後も洪水被害が続く可能性が高いとして国家非常事態宣言を発令しました。本年6月以降洪水や地滑りによる死者は既に1000人を超えており、3000万人が被災していると報じられています。
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特に被害が甚大だった北部スワートでは川べりの建物がほぼすべて流される事態になっています。過去、パキスタンではインダス川の上流部から下流部に徐々に水が移動し、順次洪水被害も南下していく事象が観察されています。本年の場合、既に南部シンド州でも洪水が発生している上、今般北部で被害を引き起こした増水が今後インダス川下流に流れていくことでさらに被害が発生する可能性が指摘されています。
