2019年6月23日サウジアラビア南部、イエメンとの国境に近いアブハー空港に無人機による攻撃が行われました。サウジアラビア当局もこの攻撃により空港に被害が発生したことを認めており、サウジアラビア在住のシリア人1名が死亡、他21名が負傷したと発表しました。
攻撃を実行したのは隣国イエメンを拠点に反政府活動を継続しているフーシ派勢力と見られています。同勢力は今月12日にも同じアブハー空港に対し、「ミサイル」のような飛翔体を打ち込んでいます。この事案の際にも民間人26名が負傷しており、武力衝突が一般人の生活にも悪影響を及ぼしつつあります。
【サウジアラビア】
(速報) #サウジアラビア 南西部 #イエメン との国境にも近い #アブハー 空港になんらかの物体が着弾し、民間人26名が負傷しました。
イエメン武装勢力は「巡航ミサイル」を発射したと発表した模様です pic.twitter.com/ZfGmxCqFVA— 海外安全.jp (@kaigaianzenjp) June 12, 2019
なお、イエメンを拠点とする武装勢力フーシ派はアブハー空港より南方のジーザーン空港にも攻撃を実行したと発表しています。ただし、ジーザーン空港への攻撃について、サウジアラビア当局は言及していません。