2020年10月1日タイ南部、ソンクラー県テーパーの公道上でタイ軍の車両を狙った爆発が発生し、兵士1名が死亡、6名が負傷しました。道路わきの樹木に設置されていた爆発物は遠隔操作によって起爆されており、軍の配置換えのため移動していた約100名の軍人を乗せた車両が通過した際に爆発したとのこと。タイ南部で武力を伴う反政府活動を続けるBarisan Revolusi Nasionaの関与が疑われていますが、公式な犯行声明は発表されていません。
本件はあくまで軍人を標的とした爆発ではありますが、一般の人も通行する道路で発生したものです。
近隣地域のパッターニ県では7月にも教師らを護衛していた軍兵士を標的とした爆発事案が発生するなど、しばしば爆発事案が起こっています。今回爆発事案があった地域も含めタイ南部は新型コロナウイルス感染症の問題とは関係なく各国ともリスク評価を高く設定していますのでご注意ください。