タイ首都中心部でのデモ隊と治安当局の衝突

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2021年8月7日以降、連日タイ首都バンコク市内中心部で反政府抗議デモの参加者と治安当局の衝突が発生しています。現時点で混乱が広範囲に広がっているという状況ではありませんが、局所的に催涙弾やゴム弾なども使用されており、不用意に接近した場合無用な怪我等を負う可能性があります。

デモ隊が訴えているのは第一義的に政府のコロナウイルス感染症対策への不満、感染拡大への抗議です。ご承知の通り、感染拡大を一気に解決する方法は存在しておらず、こうしたデモがしばらく継続することは十分に想定されます。

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催涙弾によるガスの中、道路を封鎖したままのデモ隊(Voice Of Americaのウェブサイトよりキャプチャ)

 

タイでは新型コロナウイルス感染症の感染拡大が再度進行しており、政府の対応への不満が高まっています。戦勝記念等やラチャプラソン交差点といった市街地の中心部での集結呼びかけが目立ちますが、実際には別の幹線道路上に移動しての抗議活動が行われるケースも散見されます。群衆を見つけたら速やかにその場を立ち去る、という安全対策が有効です。

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