ブラック企業の新しい要素

近年、

労働時間が極端に長い
社員教育をしっかりと行っていない
金銭的な報酬が十分ではない
セクハラ・パワハラが横行している

といった企業に対して

「ブラック企業」

というレッテルを張る風潮が高まっています。

実際に

長時間労働に伴う過労死
仕事のストレス・人間関係による自殺
体調不良のまま勤務する中での事故

といった問題が発生し、尊い人命が失われる事例が
繰り返されているのは皆さんもご存じの通り。

「ブラック企業ランキング」なるものも
インターネット等で公開されており、
学生の就職活動時や
転職の際にも参考にされているようです。
「ブラック企業」という言葉そのものが
生まれてまだ10年ほどですが、
世の中で広く認知され、利用されるようになりました。

 

ただし、これまで「ブラック企業」と言えば
上述したように

労働時間が長い
金銭的な報酬が十分ではない
福利厚生が十分でない
人間関係が悪い
ハラスメントが横行している
過剰な営業ノルマ・目標が課せられている
事業内容が半ば詐欺的・犯罪行為に近い

といった要素が中心でした。
我々は今後数年で、もう一つの要素が
加わるのではないかと予測しています。

その要素とは

「海外での安全管理が十分でない」

というもの。
上述した要素はすべて従業員の命に係わる
不適切な経営状況の要因を示したもの。
そうであれば、テロや暴動等が起こりうる環境下で
海外事業を展開する企業にとって、

「海外での安全管理が十分でない」
(海外で従業員の命を守れない)

のであれば、その時点でブラック企業
と糾弾されてもおかしくありません。

 

皆さんの会社にとっても海外で活躍できるような
貴重な人材を失うことは非常に大きな損失であるはず。
それに加えて

「あの会社は海外事業をやっていながら
自社の社員も満足に守れない状態で
海外に社員を送り込んでいたのだ」

と名指しで非難されたとしたらどうなるでしょうか?

ブラック企業の要素として

「海外での安全管理が十分でない」

というものが加わる前に、今まさに
取り組みを進めておくことが
御社の経営そのものを守るために必須だと考えています。